熱回収によるリサイクル

熱回収によるリサイクル

熱回収とは、物質が燃焼するときに出る熱をそのまま大気中などに放出してしまうのではなく、うまく別の物質に移すことで回収し、有効に活用することを指します。言葉そのものの意味では、対象となる物質は、燃焼を起こすようなものであれば何でも良いわけですが、一般的にはリサイクルの文脈で用いられることが多い用語であり、この場合には熱回収の対象となるのは不用品、要するにゴミなどの廃棄物ということになるわけです。ゴミは、そもそも出さないようにすることが最も望まれるのは今や言うまでもないですが、やはり人間が生活する以上、完全にゼロにすることは事実上不可能ではあります。だからと言って、そのまま埋め立てに回したり、単に焼却炉で燃やすだけでは環境に対する負荷も大きいです。

そこで、何とかしてこのように単に捨ててしまうようなことだけは止め、せめてその廃棄物を燃やした時に発生する熱だけは有効に活用しようではないかと考えだされたのが熱回収ということもできます。最も単純な方法は燃やしたときに発生する暖かい空気をそのまま暖房に活用することで、たき火などと同じ意味合いがあります。建物の暖房に利用する他、農家のビニールハウス内を暖めるのに使われている実績もあり、単なる暖房と軽視はできません。しかし、普通に考えてこのような利用には限界も多いです。

そもそも冬場以外はあまり利用価値がありません。そこで熱を利用して水を温め、温水とすることなどが検討されています。